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プチ☆コパンコンサート2018終演しました!

プチ☆コパンコンサート2018「ドビュッシーを訪ねて」は昨日無事に終演しました。ご来場頂いた皆様、遠くから応援して下さった皆様、会場でお手伝いをして頂いたスタッフの皆さま、家族一同、そしてチラシ・チケットデザイン制作のtokotonさん、舞台監督のすみりんさん、本当に有難うございました!!昨日のプログラムは以下の通りでした。=========================================プチ☆コパン コンサート 2018   ~ドビュッシーを訪ねて~ ●ドビュッシー:小組曲1. 小舟にて     2. 行列  3. メヌエット     4. バレエ  ●ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女  pf solo●ドビュッシー:ゴリウォーグのケークウォーク●オッフェンバック=ドルドラ:ホフマン物語ファンタジーPause●ゲーゼ:ジェラシー ●ピアソラ:オブリビオン~忘却~●ヘルマン:黒い瞳●コルンゴルト:手紙の歌 オペラ「カトリーン」より    pf  solo●コルンゴルト:ピエロの歌 オペラ「死の都」より●チャイコフスキー=プチ☆コパン:くるみ割り人形メドレー=========================================今回は新曲が多く、特に工藤は大変だったと思いますが譜読みや合わせが大変だった曲こそアンケートを読むとお客様の満足度が高く、やはりそういうものなのだな、と感じました。

La Traviata 椿姫

先々週から藤原歌劇団のオペラ公演「椿姫」の稽古が始まっています。今回初めてオペラの現場でご一緒するマエストロ、佐藤正浩さんより依頼され副指揮で参加しています。演出は粟國淳さん、新国立劇場の公演「アイーダ」や研修所の公演でもお会いしていましたが、ここまでじっくりご一緒出来るのは初めてです。今は音楽稽古をしながら、”テーブル稽古”なるものをしています。粟國さんが、「椿姫」の登場人物たちの性格や互いの関係性、時代背景や音楽とテキストの結びつきなど、細かく紐解いて説明して行きながら、歌手とディスカッションしつつ音楽稽古をして行きます。こういうやり方は初めて見ましたが、とても興味深く、粟國さんの説明を受けて、それぞれのアーティストが”自分自身で”考え始める事が多くなるように思いました。粟國さんは「椿姫」の演出は二回目(以外に少ない)との事ですが、だからこそ変な思い込みがなく、成程・・と思われる深い読み込みに、ついついこちらも楽譜にメモを取る毎日です。こういう現場は自分にはとても、幸せです。一つの役を聴いて(見て)「ああ、この人(登場人物)はこういう人なんだな」と聴衆を深い所で納得させられる歌手や役者は少ないように思います。また、何かの演奏を聴いて「この作曲家はこんな人だったのか」と聴衆に思わせる事が出来る指揮者も少ないと思います(アーティスト自身が目立つ事は多々ありますが)。そういう意味で、先日聴いた師匠星出豊先生の第九の演奏は「ベートーヴェンはこういう人だったのかもな」と想像しながら聴いていた自分がおり、今の時代には中々聞けない種類の演奏だったと思います。改めて自分の指揮・音楽への向き合い方を考えさせられました。

交響曲「パリ」/ モーツァルト

明日は日野にある”ひの煉瓦ホール”でコンサートです。後半はモーツァルトのレクイエムですが前半は交響曲「パリ」を指揮します。「パリ」は1778年に初演された交響曲で初演後に父レオポルドに宛てた手紙が残っています。それを読むと、どれだけモーツァルトが意識してお客さんに”受ける”ように作曲したか垣間見えます。”最初のアレグロのちょうど真ん中に、うけるに違いないと思っていたパッセージがあり、すべての聴衆はそれに魅了されて、大拍手がありました。ぼくは、どのように書けばどのような効果が上がるかわかっていましたから、結局もう一度使うことにしました””当地(パリ)では最後(第3楽章)のアレグロはすべて、第1楽章と同様に、全楽器で同時にしかもたいていはユニゾンで始めると聞いていました””2部のヴァイオリン(パート)だけで8小節を静かに続けたら、ぼくの期待した通りに客席から「シーッ!」がきこえ、続いて強奏になるのと拍手が起こるのと同時でした”聴衆の期待に応えたり、わざと定番のやり方から外したり、それはそれは周到なものです。現在の聴衆はロマン派以降のリッチなサウンドに慣れていますが18世紀後半の当時はfとpの交代も効果的に使えばかなりのインパクトだったでしょう・・

ジャン・カルロ・メノッティ

文化庁の学校公演で小学校を周っています。全18校ありますが、今日が折り返し地点でした。学校は、茨城・千葉・東京と様々で、生徒数もそれぞれ、毎回当然ながらリアクションも変わります。思いがけないところで、思いがけないリアクションが生まれ、指揮をしながら思わず驚き笑ってしまいます。歌手陣は藤原歌劇団のトップを走る方々ばかりなので、なんと贅沢な・・と思いますが、やはり本物を子供たちには聴いてもらいたいので、とても素敵な機会だと感じます。作品はジャン・カルロ・メノッティ作曲の「助けて、助けて、宇宙人がやってきた!」です。メノッティはイタリア出身のアメリカ合衆国のオペラ作曲家・台本作家で日本にも何度もいらしていて、仲田の指揮の師匠星出豊先生をとても気に入り、友人となっていたそうです。お話によると「私のオペラを上演する時には、是非その国の言葉で上演して欲しい。そのために音楽のリズムなどは変えても構わない」とおっしゃっていたそうです。指揮者も歌手もピアニストもヴァイオリニストもそれぞれダブルキャスト。ピアニストの藤原藍子さん、ヴァイオリニストの青山英里香さん、この3人の組み合わせは早々に最後の機会となりました。お二人の素晴らしいアーティストに助けられました。有難うございました!