中野二郎とマンドリン 工藤哲郎編著
義父の工藤哲郎氏はマンドリン史家で、この度 大正・昭和・平成を通じて日本のマンドリン界発展に貢献した第一人者、中野二郎さんの活動記録を纏めて発行しました。
編集段階から校正などお手伝いしながら読ませて頂きましたが活動記録の他、ご本人の貴重なコメントが多数掲載されています。
マンドリンを愛するが故に日本のマンドリン界に一石を投じるような厳しい指摘もあり大変興味深い。
オペラでマンドリンが使われている事は稀ですが、一番有名なのは「ドン・ジョヴァンニ(モーツァルト)」のカンツォネッタでしょうか。
Simon Keenlyside - Deh, vieni alla finestra - Don Giovanni - YouTube
多数の楽器店で取り扱いしていますので、是非ご一読・ご注文ください!
《中野 二郎》(1902年4月10日 - 2000年6月10日)作曲家・編曲家
愛知県出身。愛知県立工業学校図案科を卒業後、名古屋高等工業学校建築科に助手として採用される。そのかたわらマンドリン、ギター演奏および作曲を独学で習得し、マンドリン合奏曲・マンドリン独奏曲・ギター独奏曲を作曲。また『一茶さん』などの童謡作曲家としても知られる。1922年に助手の職を辞して本格的に演奏・作曲活動を始め、1945年からはNHK名古屋放送管弦楽団の指揮者を務めた。
《工藤 哲郎》マンドリン史家
都内の中学・高等学校に数学の教師として勤務中にマンドリン部を創立し、多くの編曲や作曲を手掛ける。並行して、マンドリンの作曲家とその作品、楽器製作家、演奏家を中心に国内外の資料を収集し、その歴史の調査研究に取り組む。副校長の職を最後に退職後はマンドリン史家の第一人者として現在に至る。2009年より社団法人日本マンドリン連盟副会長、2005年東京都知事表彰受賞。
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