ピアノの魅力
ピアノの音は水墨画に近い。
音の濃淡で音楽を創っていくのが
ピアニストの仕事だと思う。
名ピアニスト達はそれでも、極めて個性的な響きを
奏でることが出来た。↑の写真はウラディミール・ホロヴィッツさん(1903-1989)。
ピアニストなら誰もがその魔術的な魅力にハマる。
https://www.youtube.com/watch?v=X27N_svVPok
↑モシュコフスキー作曲「火花」最後の音が切れる前の客席の
どよめき!この時御年83歳(@_@)
(ちなみに音切れの後カメラが切り替わり2人の女性が出てくるが
左がホロヴィッツ夫人のワンダさんで、指揮者A.トスカニーニの娘。
その後のホロヴィッツさんの3本指は「アンコールは全部で3曲あるよ!」の意)
仲田は高校時代「らくだや」さんと言うお店で
バイトをしていた。その時のA店長がJAZZ好きで、お店には有線放送で
JAZZが常に流れていた。アドリブを出来たら・・と試したこともあるが
そこはやはり専門は専門の分野があり・・
https://www.youtube.com/watch?v=qYcZGPLAnHA
↑JAZZピアノの伝説、アート・テイタムさん(1909-1956)。演奏曲は
ドヴォルザークの「ユーモレスク」。
上記のホロヴィッツが噂を聞きつけて、ライヴハウスにテイタムのピアノを
聴きに来たという逸話があります。ちなみに・・この方はほとんど眼が見えませんでした(◎_◎;)
もう一人、JAZZとクラシックを行き来したピアニストは
アンドレ・ㇷ゚レヴィンさん(1929-2019)。仲田ははじめJAZZピアニストとして
知りましたが、キャリアの後半はクラシックの世界で作曲家・指揮者・ピアニスト
として活動されました(つい先日2019年2月28日にお亡くなりになりました)。
https://www.youtube.com/watch?v=1WxpHeuBo2s
↑ドラムのシェリー・マン名義のアルバム「My Fair Lady」より
フレデリック・ロウ 作曲「踊り明かそう」
何という粋なアレンジ・・そしてピアノの後に入ってくる
タンバリンの炸裂・・
ピアノは精密な機械ですが、演奏者に歌心があれば、何とも
魅力的な化学反応が生まれます。そんな事が出来るピアニストに惹かれます。
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